感想文(2)

出発前日にして課題の感想文をかきます。
夏休み終わりに焦って宿題をやりだす小学生の気分でした。笑


「ブランドらしさのつくり方 五感ブランディングの実践 博報堂ブランドデザイン著


以前書いた「プロフェッショナルアイディア。」に続き、博報堂の方が書いた本です。

正直、最初はこの本に苦手意識をもっていました。

というのも、普段感覚的にとらえているものを見なおすようなもので、
なんとなくでいいじゃないで済ませてしまうものについて考えるのが面倒だと感じていたからです。

けれども、この本が面白いと気づいたのはきちんと段階を踏むことでその感覚という曖昧なものが文章化できるようになり、それによってなぜそう感じたのかを具現化できることがわかったからです。


人間はあらゆるものを無意識のうちに五感でとらえています。

例えばカフェに入るとします。
まず目でお店の雰囲気をとらえ、ドアをあけたと同時に鼻で店内のコーヒーの香りを嗅ぎ、耳でゆったりとしたBGMをききます。そして体ごとフカフカのソファーによりかかりながら、舌で深みのあるコーヒーを味わいます。

五感ブランディングはそうした5つの感覚(視覚、嗅覚、聴覚、触覚、味覚)を意識的にとらえ、一つ一つの動作の仕掛けについて考えることです。


いきなりですが自分はナチュラルでシンプルでちょこっとしたこだわりのあるものが好きです。
そして、ものごと曖昧ぐらいが調度良いと感じているほうでした。
なので戦略的にものごとを考えることに抵抗をもっていました。

ですが、必ずしもそれだけの意味には留まらないようです。
ものごとを逆算して考えることはそのものについての理解が深まります。
そして理解できると応用がききます。
それが独自のブランドにつながるというしくみです。


この本を読み終えたいま、
こういった思考のトレーニングも日々の中に意識的とりいれていこうと思っています。
たぶんその練習、実践の場が今回のサマプロにあるはずです。