感想文(1)

以前にもここで紹介しました、参考図書の感想を書きます。

「プロフェッショナルアイディア。」(小沢正光 著)

タイトルからして戦略的なオーラ満載の奇抜に赤い本です。

わたしはこの本を移動途中の車内などで読んでいたのですが、

いかにも闘争心に満ちたバリバリな人だと思われているのではと少し気にしていました。笑

博報堂 執行役員 エグゼクティブクリエイティブディレクター

という長い肩書きをもつ小沢正光さんが書いた本です。

自らの経験をもとにビシっと仕事の流儀が述べられている読みやすい本でした。


世に出ているアイディアはものすごい倍率の中から勝ち残ってきたものです。

一位しかいらないというとてもシビアな世界で、その中で頂点にたつのは難しく感じます。

しかし、アイディアは一人で考えなくてもいいのです。

少し自分の話にもっていくと、前期の課題で共同設計をやりましたが

そこでもその力は実感しました。

一人じゃない!と思うと何も恐れることはないのです。

(もちろん自立した考えのもとにあるのが大前提ですが)

じぶんができないところは誰かが補い、その逆もありえます。

大きい仕事になればなるほどそこに携わる人の数は増えるでしょう。

そうしたときに、じぶんは何ができるか、そこが一番重要です。

チームの力が出しきれた時にいいものは生まれると信じています。

ものをつくるたのしさもたぶんそこにあります。


これは昭和女子大で毎年恒例になりつつあるプロジェクト1/1workshop2010の様子。
※男子学生がみえるのはお手伝いさんです。
流れにちなんでそれっぽい写真を載せてみました。(作品の紹介はのちほど)